一ノ関の厳美渓の宿 渓泉閣に泊まった時の事、
床の間の掛け軸に目が行ったが、言葉の意味がわからない。
「分かる人がいるから写真にとっておいて・・・」と家内が一言
旅行から帰って、いつも家内の行くCafe 「チャティーフォー」 に写真を持って行って
見せたら、博識あるオーナーが読んでくれた。
み遅の久の 深き山路に 天津日の 光り阿ふきし こ登者王寸れ春
「みちのくの ふかきやまじに あまつひの ひかりあふきし ことはわすれず」
明治天皇が御読みになった讃歌であった。
推測するに、
東北地方の奥深い山路は森林が光輝き、まるで天の霊「神々しい光」に包まれている、こんな光景を
誰が忘れることができようか?と言った意味なのだろうか?
掛け軸の言葉は変体仮名で書かれていて、書道をしたことのない人には読めない。
明治33年以降は小学校で変体仮名や万葉仮名は教えなくなったから・・。と
よく見かける お蕎麦屋さんの看板
生=き 楚=そ 者”=ば って書いてあるのだそうだ・・・。
これも変体仮名で書かれていているんですね・・・。
日本人なら変体仮名でしょう・・・。誰か言いそうだね・・・
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