幻ではなかった不思議な体験

 4月18日、日高カントリーに出かけた。ゴルフコンペの幹事をしている関係で
早朝より目が覚めた。 今日は、自分のことより参加してくれた皆様が楽しく、
怪我の無い一日になるように願って自宅をあとにした。 気温が高く、半袖で
も寒さを感じない。 コースコンディションは最高でさすがに名門の風格。い
いコースだなと思った。同伴競技者に恵まれて上機嫌…
しかし、なかなか調子が上がらないで迎えたショートホール。
 その時、「ホールインワンのチャンス 」とこちらに向かって小声で囁く声が
聞こえた。昨年の10月ホールインワンを達成した時に同伴してくれた友達
である。「プレッシャーかけないでよ」と言いながら、ティアップしてスタンス
をとった。先にショットした二人がピンそばにオンしていた。二人ともナイス
ショットで見事な球筋、さすがにシングルハンディの為せる技だ。打ち下ろ
しの164ヤードのホールで左右に深いバンカー、 最近、ショートホールは
苦手意識が強く打つと左右にボールが散らばってしまう。えええい、
無心で振ろう——–「ガツッー」アレ——-! どこ行った 。 「真っ直ぐでいいん
じゃないの—–,」先輩が言った。 ボールはグリーンの手前1メートルの花道

に落ち、ワンバウンドして力強く転がりカップに吸い込まれて消えた。
「え、嘘〜」 「又、ですか」  辺りは異様な雰囲気、自分でも不思議な感触、
こんなことって有るんだ。? この後のラウンドの仔細の記憶がほとんど残っ
ていない。
 最初にホールインワンしたのが、だいぶ前の事 「他の人がホールインワン
するけど、何故、自分にはないんだろう」とふと考えた事がある。自分にも
チャンスがあるのに変だなとしみじみ思った。それから、数日後に何とホー
ルインワンが現実になった。
その時の記念でフォーティーンのアイアンを購入した。 そして、昨年に
このフォーティーンのアイアンでホールインワンを達成した。 その時に、
ゴルフ場から記念にいただいたタイトリストのボールとフォーティーンの
アイアンで3回目のホールインワンが現実になった。 そして、同伴競技者が
前回と同じ人間。不思議な事だ。
 偶然とはいうものの何か綿密に計算されたプログラムでも有るのだろうかと思う。
この幸運を大切にして、今後も練習に励もうとおもう。 数日前に、下品な話、
「空を見上げて、そろそろお金落としてよ」と不遜な事を家族の前で口に出して
しまった。「神様、不遜な言動に対して懺悔致します。」と何度も反省した。
幻の様な現実って身の回りに起こりうる事をしみじみ感じました。 

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