お施餓鬼

 7月15(土)10時からの地蔵院のお施餓鬼に出かけてきました。いつもは身内と住職さんで法事を営むぐらいで、本堂に多くの檀家さんが集まるの見るのは初めての事です。住職さん、お坊さんを含めて10人以上いたと思います。初めにお坊さんの説法があり、読経そして餓鬼の供養を行いました。

 お坊さんはお施餓鬼の意味を説法されました。
  餓鬼というのは生前の悪行により冥府魔導の世界に落ちた霊や不幸にして供養されないような霊の事を言います。餓鬼は喉が細くお腹が出ていて骨と皮、食物を食べようとすると食物が燃えてしまい食べられない。飢えと乾きに苦しんでいるものをいいます。
 お釈迦様の弟子の一人である阿難(あなん)が、餓鬼に死を予告されてしまい、困り果ててお釈迦様に相談したところ、観世音菩薩の秘呪を唱えながら餓鬼に食事を施しなさいといわれました。早速、お釈迦様の言われる通りに行うと、その功徳によって餓鬼が救われ、阿難も寿命を延ばすことができたという事がお施餓鬼のルーツです。
又、自分だけ良ければ他人のことなど関係なく俺が俺がという心も餓鬼に通じる心なので、日頃の行いに対してもお施餓鬼を行う事が必要とのことでした。いつも、立ち向かう人に親切な思いやりを抱きながら生活する事や施しの心を持つ事が自分の中に餓鬼を呼び込まないことだという事です。

 読経の中、お餓鬼供養を無事終了しました。丁度お昼になりました。

 

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