理髪店の壁面に写真が飾られていた。デジタル写真を自分で印刷して(A4)額に入れて飾っていた。
「最近は写真撮っていますか」
「はい・・・。」
「写真は誰に見せるわけではなく、自分が満足すればいいから自由だよ、コンテストに出したりという目的もあるが、素人は自分が満足すればいいし」
なるほど、綺麗な写真を撮って自分が満足できればそれでいいという訳だ。
そして、自分の店に飾っておしゃれな感じになればお客さんもそれとなく写真を見るものだ。何枚かの写真は新鮮で色合いがよく綺麗で素晴らしかった。床屋さんは決して写真を自慢しない。そこが素晴らしい。自然と写真に溶け込んでいるようだ。こんな写真家もいいなと思った。
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