9時30分を少し回ったころに、学芸員2人と日通の2人が美術品を運搬する専用車でやってきた。挨拶すると名刺を手渡された。いよいよ、梱包を開始した。壁に掛けてある絵「雪降る街」と「少女」二点の作品の保存状態を入念にチェックして、その詳細を別紙に記載して写真に撮っていた。盛岡まで絵画を運搬する際に、絵具がはがれ部分的に破損しない様に細かく注意をはらいながら梱包する様子がうかがわれた。
梱包が終わったころに、居間のテーブルで家内が出したお茶を飲みながら学芸員の人が澤田哲郎作品の話や、澤田が没した後、奥様の園子先生が澤田哲郎の作品を自分の子供のように思って澤田哲郎画集の編集をしたことなどの思い出話をしていた。
東京国立近美、神奈川県立近美、山梨県立美、澤田哲郎小泉記念室、個人より澤田哲郎作品を借りるので時間に追われているため何かと忙しそうである。数日後には盛岡に帰る予定であり、総展示数が400点に及ぶ作品の展示準備にと余念がない。
10時30分頃に梱包が終わり慌しく、中野に向かって出かけていった。本当に御苦労様である。こちらも仕事中であり、お茶でも飲みながらもっと詳しく歓談したかったが出来なかったので残念であった。
盛岡市民文化ホール・展示ホール マリオス4階には3月12日(金)から22日(月・祝)まで展示される。3月1日(月)から、もりおか啄木・賢治青春館ではすでに「サムホール作品」が展示されている。かおりんさんの投稿によれば170点を展示済みと書いてあった。
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