久しぶりに会った友人の携帯の待ち受け画面に赤ちゃんの写真があった。娘さんが昨年結婚したという話を聞いていた。頼みもしないのに友達はニコニコしながら携帯を見せてくれた。
「孫が出来たんだよ・・・・・・」
「かわいいね。・・・・・・」
私も思わず言った。
「おじいさんになったね・・」
「そうなんだよ・・・」
なるほどね・・・。還暦を過ぎた友人はしみじみ喜んでいた。やはり自然の成り行きとして、友達の御令嬢さんが結婚されて家庭を持ち孫が出来て、言葉で言い表せない喜びを父親自身は感じているのだろう。
御長男さんはまだ独身でいるらしい。しかし。早く相手を見つけて結婚してほしいとも言っていた。
「男も還暦を過ぎると、孫がいても不思議はない。いや、いない方が不自然なのかもしれない。よく、同棲している若い2人を見る事がある。早く結婚してその御両親を安心させてほしいものだと思う。当人同士はその気がなくても、親たるものは期待しているんだよね・・・・・・。」
彼は切々と語りかけてきた。こっちまで・・しみしみと・・・ポツポツ・・・考えさせられた。
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