まがいの歌 2

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(朝の河原は夜露でまだ乾いていない、靴の先がびしょびしょ・・手首、おでこ、首に早速、蚊が歓迎してくれた。)

にょきにょきと 入道雲が 蒼空に
 額に汗が 光る子供ら

スイカ食べ 花火の音が 山里に
 露天に並ぶ 屋台の香り

目に見えぬ 放射能さえ 怖くない
 ロボット除染 最新技術

汚染され ただ垂れ流す 近海に
 魚は生きる 群れをなして

怖くない 君一人では ないんだと
 皆で歌おう 励まし合おう

千本松 たった一本 残れども
 目指して歩め 世界遺産へ

夏来れば プールに集う 子供らが
 アイスクリーム 食べる無邪気さ

7年の 土の中より 現れて
 朝な夕なに セミ鳴きまくる

季節感 一体どこに 行ったやら
 8月梅雨の 気象予報に

日常を 離れて楽し 宇奈月は
 真夏の山を 夜風が語る

 

 

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