ゴルフトーナメント観戦 一球入魂

 常に身体を最善の状態にチューニングしながら次のショットに準備する姿に、「やはりプロは真剣に備えている、昼食時に飲み食いをしてプレーするアマチュアとは全然違う。」と感心させられた。一流には一流の努力と堅実な運動や学問の蓄積といった要素が必要と思われ、その事を実践しているプロゴルファーは偉大だ。トーナメントプロとしての生きざまに出合えて意義ある今を生きた気がした。一つ間違えば賞金から見放され、失意のどん底に落ちて行く世界、一見恰好はいいが、一握りのプロしか生き残れない世界だからこそ必死で戦場を生き抜く精神の頑強さがうかがえる。石川遼選手も転戦され、最初のトーナメントで優勝したころとは違い、険しい人相に豹変した。正しく、真の侍を思わせた。勝負の世界は本物を作る。妥協のない世界だ。真摯に生きるプロの横顔に一所懸命を感じた。
 今まで出会ったプロは数人いたが、常にアマチュアを教えるときとか、一所にラウンドしてレッスンしてもらうなどで顔には笑みがこぼれていた。今回のようにプロだけで争う勝負の顏を身近で見る事は無かった。会話や息づかいをこんな近くで見た事は無かった。全くすきのない選手が上にくる、しかも地道な努力を積み重ね、実力を出し切れた選手が優勝する現実を。これは是非学ばなければと思った。

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