貼り廻られた糸

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次から次へとハーベストタイムを迎えるブルーベリー、鳥を木に近づけない様に畑には幅2メートル間隔に細いカラフルな糸が貼り廻らされた。鳥が怖がって飛んでこなくなった。これで畑の持ち主が安心していられる。 しばらく畑を眺めていると、反対側の道路に車を止めて、隣の家に訪ねてきた人が木のそばを通りすぎながらブルーベリーをつまんで口に入れた。しらばっくれてもぎ取った。見ていて情けなくなった。人の畑の物を平気で撮る神経が分からない。モラルの欠けた大人・・・。後味が悪い。感覚的に人の物を盗っても罪悪感がない大人・・・。その男はすぐにその場から立ち去ってしまった。

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