食の素

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 子供の頃に村はずれの神社に行った時に、ご飯とお酒が供えられているのを見た事がある。おかずはない。唯、白いご飯。しかも米粒。こんなものを神様は喜ぶのだろうかと思ったりした。お酒はともかくとしても。

 今日の昼ごはんで豆腐と白いご飯と大根とレタスをドレッシングや塩などを一切使わずに食べていたら、神社のお供えの事を思い出した。味付けは一切なく、そのものの持っている味を味わうだけだ。何時も味付けをした料理に慣れている味覚。何も味付けをしなくても、微妙な味わいがある。「正しくこれは神様の食事なのだ。」と思った。神様はこんな感じで味わっているのだなと家内に話すと「ああら、バカみたい」という表情に変わった。素材に秘められた天然の味が健康をつくると思った。そのさわやかな大根の辛みや、豆腐に姿を変えた大豆のまったりとした味、これが健康な食事なのだと思う。菜食、魚料理中心になってから身体の状態が非常によくなった。野菜は本当にありがたいと思う。色々な味付けがされ過ぎた食生活は健康を害するものだとつくづく思う。

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