食い意地は負けず

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 4時なのにもう暗くなってきた。今日は雨、気温が低くて寒くなった。足元に電気ストーブを置いてコンピューターに向かって思いだした事があった。

ある夜の事、食事制限を続けて久しいが、小腹がすいた。何か甘いものはないかなと思い台所へ。そこには甘いお菓子は無く、黒豆せんべいの袋が目に入った。あとは次の朝食べる食パンが箱の中にあった。冷蔵庫の中を見回したが、それらしいものは見渡らなかった。しかし、甘いにおいが漂ってくる。シュークリームのようなほのかな匂が・・

「シュークリームのような臭いがする,甘い香りだ。」

「どうして分かるの・・・・」

「いや、何となくそんな感じがした・・」

女房が人の方を見ながらニヤニヤしている、

「なんだよ・・・シュークリームのような顏をして・・・」

「実はつぶれたシュークリーム食べたのよ・・・。」

「聞いていないよ。」

「シュークリームを包んであった容プラをゴミ箱にすてたの・・・その臭いかな」

自分の鼻が本来の動物的感を取り戻したようだ。ごくわずかな臭いにも敏感なのだ。野生の豚さんになった。多分、目が優しくて、しかも空腹でピイピイ言いながら食物の周りをさまよっている姿がそこにはあった。「ケーキ食いたい (゜.゜)」非常な誘惑が容プラについたかすかなシュークリームでさえ見逃さない本能が目覚めてしまった。空想のシュークリームを描いてみた。

 

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