晩秋は赤が主役

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実家の垣根に、主役はピラカンサスだ・・・ 

11月4日の事だった。昔の友人にばったりとあるゴルフ場で再会、予期しない再会だった。昼食の最中、見るともなく組み合わせ表(メンバー表)に友達の名前があったのに気がついた。まさか!・・・。最初は同姓同名の人がいるのかなと思ったが、パーティ会場に入ってみるとまさに当人であった。少し身体が震えるような感動があった。何年ぶりのことか、自分でもわからない。中学時代、高校時代、大学時代の親友だ。双方とも色々と立場の異なった社会で活躍し、生活するうちに次第に疎遠になった。しかし、何者かが引き合わせたように、再会したのだった。「縁は異なもの味なもの・・・」とつくづく感動した。
しかし、友人は以前より一段とやせた私を見て、昔の面影がなく誰だかわからず少し戸惑った様子でいたが、此方から名前を名乗るとやっと気づいてくれた。その後電話やメールでアドレスをやり取りした。その後、友人からの電話で父の霊前にお線香をたむけたいという主旨の意向があり、遠路はるばる、実家に尋ねて来ていただいた。
早、何十年かが急速に通り過ぎてしまった。4時間ほど懐かしさやら、楽しさで共有した時間はわが人生の宝物だと脳裏で反芻する。お互いに健康で長生きすることに人生のベクトルが向いているようだ。故事に「 朋遠方より来る有り、亦楽しからずや」という一節があるが、まさにその言葉どおりの1日であった。朋 とは志を同じくする友という意味であるが、思うに、仏道を垣間見た朋なのかもしれない。

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